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ツール / 建築・建設

IFCから、または手入力で作る建具表と内部仕上表

IFCモデルを開くと、ドア・窓・室・壁が、韓国・日本・米国で使われる列構成の表になります。モデルにない情報は入力で補い、符号の付番と空欄・仮値の検出はツールに任せ、改訂版モデルとの比較もできます。編集できるExcelブックを渡し、戻ってきた内容を読み込めます。

このツールでできること

建具表や内部仕上表は、図面に載せる表で、すべてのドア・窓・室について寸法、材質、防火性能、金物、仕上を一覧にしたものです。実務では、モデルにすべてが入っていることはまれです。公開サンプルのDuplexモデルでは、防火性能の値74件のうち44件が性能値ではなく "Fire Rating" という文字列で、室に紐づく仕上もありません。そこでこのツールは二つのことを同時に行います。モデルが持つ値を読み取り、残りを入力するための表を用意し、モデルの値と入力した値を区別して表示します。

使い方

  1. IFCファイル(IFC2X3またはIFC4)を開きます。読み込みはブラウザ内で行い、アップロードはされません。サンプルプロジェクトを使うか、行を追加して入力することもできます。
  2. 列構成を選びます。韓国(符号ごとに一行:符号、位置、寸法、数量、材質、開閉方式、ガラス、金物、防火性能)、日本(同様に、姿図、仕上、見込を加えた建具表の形式)、米国(ドア一枚につき一行:ドア番号、from室とto室、枠、金物セット)。列は表示・非表示や並べ替えができます。
  3. 符号を付けます。種別、寸法、開閉方式、材質、防火性能、ガラス、金物がすべて同じドアや窓には同じ符号が付きます。符号は材質を表す文字、DまたはW、番号で構成されます(AW1、SD2)。米国式のドア番号には、室番号と英字を使います(101A)。
  4. 空欄を埋めます。入力したセルは入力値として保持され、モデル由来のセルは色付きのまま残ります。符号ごとに一行の表示では、一行に入力した値がその符号のすべてのドアに適用されます。表計算ソフトでコピーしたブロックを表に貼り付けることもできます。
  5. 「チェック」タブを開きます。必須なのに空のセル、仮値、複数の寸法にまたがる符号が一覧になり、各項目からそのセルへ移動できます。
  6. ブック、姿図付きPDF、CAD用の表、またはCSVを出力します。

表計算ソフトで編集して読み戻す

XLSXには、各行に非表示のキーが保存されています。施工者や発注者が変更を加えたブックを返してきたら、ここで開いてください。プロジェクトと異なるセルがすべて一覧になり、確認後に入力値として反映されます。ブックに追加された行は新しい行になります。

改訂版モデルと比較する

まず旧モデルを開き、次に「改訂版IFCと比較」で改訂版を開きます。要素はGlobalIdで対応付けられます。追加・削除されたドア、窓、室に印が付き、変更された項目(寸法、種別、開閉方式、階、室、防火性能)が一覧になります。入力した値は、それぞれの要素に残ります。

ファイル

検証方法

公開されている二つのモデルをこのツールで読み込み、件数をIFCテキストを直接数えた件数と比較しました。

モデルスキーマドア窓室
Duplex_A(buildingSMARTコミュニティのサンプルファイル、CC BY 4.0)IFC2X3142421
AC20-FZK-Haus(カールスルーエ工科大学 KIT)IFC45117

すべての壁が長さを持つFZK-Hausでは、形状から測った長さをモデル自身の数量と比較しました。合計は112.33 mに対して109.66 mでした。外壁は数量が9.7 mのところ形状では10.0 mとなります。厚さ300 mmの壁では、形状は外側の寸法、数量は壁芯の寸法を示すためです。形状から測った長さには、表の中でアスタリスクが付きます。

制限事項

値はモデルが持つ内容に基づきます。仕上、ガラス、金物がモデルに入っていることはまれで、入力が必要です。IFCの窓の開閉方式はパネルごとに保存されており、読み込みません。表で選んでください。カーテンウォールはパネルに分割されません。非常に大きなモデルは、ブラウザのタブのメモリで上限が決まります。表は作図の補助です。発行前に、図面と仕様書で確認してください。

出典

最終確認日 2026-10-19