このツールでできること
調合設計は、スプレッドシートでは間違えやすい小さな計算の連なりです。調合強度、水セメント比、各材料の容積、湿潤骨材の補正、バッチへの換算、最初の試し練り後の修正です。このツールはその連なりを計算し、すべての段階を表示します。
- 調合強度:韓国 KCS 14 20 10(2024:呼び強度と温度補正、35 MPa の前後それぞれの式、15 から 29 回の試験の係数、実績がない場合の規定)、インド IS 10262:2019、中国 JGJ 55-2011、インドネシア SNI 03-2834-2000 に対応。強度試験結果を貼り付けると平均値と標準偏差が得られます。
- 水セメント比:規格から入力するか、自分の試し練り(強度とセメント水比の関係。KCS 14 20 10 2.2.3 が求める方法)から求めるか、JGJ 55 の式で求めます。
- m³ あたりの調合:絶対容積法で三通り。粗骨材の骨材容積に対する割合(IS 10262)、棒突き粗骨材容積と、細骨材の絶対容積または推定密度(ACI 211.1)、容積による細骨材率(KCS)。フライアッシュ、スラグ、混和剤を含み、W/C と結合材量の限界を確認します。
- 表面水率とバッチ:当日の表面水率と吸水率から、湿潤骨材の質量と加える水を求めます。試し練り、ミキサーバッチ、バッチ数に対応します。
- 試し練り:使用した質量、測定した単位容積質量とスランプから、m³ あたりの新しい調合を求めます(ACI 211.1 A2.2.9 と A2.2.10)。
- 粒度:最大四種の骨材のふるい分け試験(KS / JIS、ASTM、IS、EN のふるい)、粗粒率、指定範囲に対する合成粒度、範囲に収まる割合。
使い方
- 規格を選び、設計基準強度と標準偏差または試験結果を入力します。
- 規格から単位水量と W/C を入力するか、試し練りの結果を使います。
- セメント、混和材料、混和剤、骨材の性質を入力し、骨材の分け方を選びます。
- 当日の表面水率とバッチ量を入力し、計量表に従って計量します。
- 試し練りの後、使用量と測定値を入力して修正調合を得ます。
- 調合設計報告書、ワークブック、粒度を出力します。
規格から入力するもの
単位水量、強度曲線から読む W/C、粗骨材容積、暴露条件の限界、粒度の範囲は、各規格の表と図によります。これらはツールに収録していません。使用する版の値を入力してください。二つのサンプルは、公表されている計算例の数値で、各値の入力先を示します。
検証方法
公表されている計算例を、リリースごとに再現しています。IS 10262:2019 Annex A(M40):調合強度 48.25 MPa、水 191.58 の後、23 % 減で 147.52 kg、骨材容積 0.695 m³、粗骨材 1 234 kg、細骨材 648 kg、乾燥骨材では水 160 kg。ACI 211.1-91 Appendix 2 の例 1:セメント 292 kg、粗骨材 1 136 kg、細骨材は質量法で 801 kg、絶対容積法で 771 kg、湿潤では 1 159 と 849 kg で加水 122 kg、試し練り後は水 198 kg とセメント 319 kg。KCS 14 20 10 の式は、国家建設基準センターで 2026-10-20 に確認しました。IS 10262 A-2 の合成粒度(60:40 で通過率 28.5 % と 3.7 %)も検証しています。
制限事項
結果は試し練りの出発点であり、打設用の調合ではありません。特殊コンクリート(高強度、自己充填、マス、軽量)、EN 206、ACI 318 の合否判定、日本の JASS 5 には、まだ対応していません。調合は責任技術者が決定します。
最終確認日 2026-10-20